視力回復訓練

Q.視力回復訓練で視力を戻すことはできますか?

最近、パソコンをよく使うせいか視力が落ちました。もともと左右とも1.2程度あったのが、0.7になりました。視力回復訓練で戻すことは可能ですか?

A.屈折性近視は訓練で直ることがあります。

<近視には2種類あります>

 1つは「屈折性近視」と言います。

 勉強しすぎるなどして近くを見つめすぎたために、毛様筋が緊張したままになり、水晶体が膨らんだまま元に戻りにくくなることで起こります(この状態を「調節緊張」と言います)。遠くを見たときにも、近くを見つめた状態のままなので、遠方がぼやけて視力が落ちることになります。これを「偽近視」、あるいは「仮性近視」、「学校近視」などと言います。

「屈折性近視」は、「調節緊張」をほぐしてあげれば回復します。

 もう1つは「軸性近視」と言います。

 眼軸(角膜頂点から網膜までの距離)が伸びたための近視です。最も多い「マイナス3D」程度の近視(30cmぐらいにピントの合う近視)で、眼軸が1mm長いとのことです。

 「軸性近視」は目の形、長さの問題ですから直すのはなかなか困難です。せいぜい発生や進行を防止することになります。

 相談の方は、パソコン作業という「近方作業」を長時間続けて視力が落ちたと言うことですし、1.2が0.7程度に落ちたというのですから、まだ「屈折性近視」であると考えられます。そうであれば以下の方法で治る可能性はあります。

<近視の治療法1ーミドリンの点眼>

 夜寝る前に、「ミドリンM」を一滴両眼に入れる治療を2から3ヶ月は続けます。こうすることで調節筋が麻痺して「調節緊張」がほぐれることになり、徐々に視力が回復してゆきます。この点眼は、結果として4から5時間は散瞳してまぶしくなりますが、朝には回復して問題ないのが普通です。

<近視の治療法2ー望遠訓練法等>

 幾つかの機械がありますが、「視力回復センター」にはなく、「眼科医」にだけあり、そして効果が一番ある「ワック」という機械を紹介します。それ以外の機械はあまり効果がありません。

 「ワック」は「望遠訓練法」、「毛様体体操法」、「凸レンズ装用法」が同時にできる機械です。この機械をのぞくと、中にステレオ写真が見え無限遠方の景色を見つめるのと同じ効果が得られます。また、光源が瞳孔の散瞳・縮瞳周期にあわせて点滅しますので、長時間緊張し続けた毛様筋に適当な刺激を与え疲れを取り、「調節緊張」をほぐす効果があるのです。

 時間は5分間ですが、30分厚い凸レンズを装用したのと同じくらいの効果があります。

 「ワック」を近視眼70眼に使用した調査がありますが、70眼中16眼(23%)に著効、28眼(40%)に有効との近視改善効果があったとのことです。
 ご相談の方も、近くの「眼科医」で「ワック」をしてみたらいかがでしょうか。どの眼科にもあるとは限らないので、ネットなどで「ワックのある眼科医」を探してみてください。

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